#534 ジェッツな皆さんロボッツな皆さん
こんばんは。
今日のレギュラーシーズンの最終戦を終えて想うことがたくさんあり、伝えたいことがたくさんあります。
最後のセレモニーでスピーチの場を設けてもらい話をさせていただきましたが足りないのでここでもう一度。
まずは今日自分がロボッツの選手として船アリに戻ってきて、プレーすることを楽しみに会場に来てくれた皆さんに謝りたいです。
実は先週のアイシン戦で肉離れをしてしまいました。この1週間、今日なんとかコートに立つために出来る限りの治療をしてきましたが100%には程遠い状態だったので出場を断念しました。
ロボッツへレンタル移籍してから今日の船アリでジェッツ相手に、この試合で「一色はやれるというのを証明したい」それを目標に頑張ってきたけど、怪我をしてしまってそれはできませんでした。怪我をしたのはもちろん自分の責任だし言い訳もないし、怪我の原因となった試合中のプレーも全力で点を取りに行った結果なので、後悔はありません。
最後の3分で点差も離れたということでコーチもコートに立たせてくれました。試合では何も出来なくて期待に応える活躍が出来なくて本当にすみませんでした。1週間前の状態からしたらコートに立つことすら厳しかったです。せめて最低でもコートに立って元気な姿を見せたいという気持ちを実現できたので少しホッとしています。その時のショータコールや皆さんの声援の大きさが本当に嬉しかったです。
今シーズン始まって試合にでれない日々が続いて正直しんどかったです。スーツ着てベンチ外で見守る。その繰り返し。とにかく「腐ったら終わりだ」と自分に言い聞かせてきました。
島田社長からロボッツからのオファーの話を聞いた時には迷いもありました。島田社長がオファーを断り続けることもできたのですが、球団社長としてではなく一人の男として話をしてくれました。チームメイトにも相談せず一人で考えましたが「必要とされてる」「試合に出たい」「島田社長の男気」その想いが迷いをなくし決断させました。
ロボッツでの4ヶ月は本当に自分を成長させてくれました。試合でプレーできる喜びから勝ちに貢献する達成感、負ける悔しさも味わい、何よりバスケットを心の底から楽しめました。
ロボッツは良いチームです。これからはもっともっと良いチームになっていきます。4ヶ月いてそう感じることしかできませんでした。
様々なことを乗り越えて前だけを向いている人間が残り、チームとして形が出来てきて、お客さんも増えて、スポンサーも増えて、やっと昨日のホーム最終戦を迎えることができました。
この4ヶ月間ロボッツでバスケットが出来たことは自分のバスケット人生で大きな財産となりました。必要としてくれてオファーを出してくれた山谷社長、受け入れてくれたチームメイト、ブースターの皆さん、本当にありがとうございました。
明日からはジェッツの一員として一緒にプレーオフに向けて戦います。敵になって改めて今年のジェッツの強さを感じ、ブースターの温かさを感じました。
プレーオフではユニフォームを着るどころかベンチにも入れないので、ベンチ外からチームに貢献できるように自分のできることをやります。
勝手に出て行った自分のことを暖かく迎え入れてくれて本当にありがとうございました。
今日の日のことを忘れません。
ジェッツな皆さん、ロボッツな皆さん
本当にありがとうございました!
イッシキショータ